想像マネジメントのすゝめ

中間管理職、店長の為のマネジメント手法を紹介。 店舗運営ノウハウも紹介していきます。

計画の前に目標設定を


計画を立てる前に重要なことが目標の設定です。

・なぜ(Why)、この目標を設定するのか?

これが明確になっていないことには、全てがズレてきますので、まず達成したい目標を明記することが重要です。
目標には、定量的な目標(数値目標)を必ず入れるようにしましょう。

目標が明確になったらいよいよ計画を立てます。

計画を立てることが全ての始まりです。
PDCAサイクルを円滑に回していくためには、計画は具体的でなくてはなりません。
計画策定段階で、目標達成の90%が決まると言われています。

計画を立てるときは、下記のことを明確にしたものを作成しましょう。

・何を(What)
・誰が(Who)
・いつまでに(When)
・どうやって(How)

実行に移すか?

こちらもよく聞く言葉ですが、5W1Hですね。
今回は、なぜ(Why)については、目標設定で既に触れていますが、どこで(Where)については、基本的には、職場と言うことで割愛します。

■よく見られる人によるケース(自分自身と自分の見てきた人の傾向)


・計画を立てたが、目標と合致していない。
 →時間をかけて、計画を細かく立てたが最終的に出来上がったものが目標に向かっていない場合があります。

 計画が仕上がった段階で、再度目標に向かった計画になっているかを確認しましょう。

・自分の想像のみで計画を立て、実態にそぐわない。
 →社会人のほとんどは、上司や部下、他部署のメンバー等、色々な立場の人間と関わりながら仕事を行っています。
 自分で立てた計画は、上司と目線が合っているか?上司が求めるものになっているか?
 自分で立てた計画は、部下が実行できる実態に沿った内容になっているか?
 他部署を巻き込む内容であれば、他部署の協力はえられるのか?

 組織で計画を実行するには、関わるメンバーの協力が必須条件です。
 メンバーの同意が取れているかを必ず確認しましょう。


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今回は、ビジネスではよく使われるPDCAサイクルについてです。

元々、PDCAサイクルとは、生産技術における品質改善などを継続的に行うための手法として、確立されました。

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PDCAサイクルとは、上記の図のようなサイクルです。

1. Plan:計画を立てる。
2. Do:実行する。
3. Check:実行した結果を評価する。
4. Action:うまくいっていないところを改善する。

このサイクルを回していくことで、継続的に改善を行い、成果を出し続けることが出来ると言う考え方です。

社会人の方にとっては、こんなこと当然ではないかと思う方も多いと思いますし、
上司からも「計画を立てて実行しなさい。」と、指摘されることもあるかと思います。

しかしながら、私も含めて、本質的にPDCAサイクルを当たり前に行える組織はそうないです。

次回からは、1つ1つを紐解いていきましょう。


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「どの会社でも社員の愚痴が止まらない。」

総務省統計局によると、平成28年の企業数は、約385万企業。
この内の約4割が、法人(いわゆる会社)と言われているため、日本に存在する会社の数は、150万社を超える。

昨今の少子化を踏まえると、就職は売り手市場が続き、社員は会社を選ぶ側になっており、今や転職が当たり前の社会ですね。

こういった現代背景の中、辞めても次の就職先があるという社員の認識から、会社のあら探し、細かいことへの愚痴が出やすくなっているという傾向もあるかもしれません。

自分が働いた会社でも事実、会社への愚痴は止まることがありません。
では、なぜ社員から、会社の愚痴が止まらないのでしょうか?

かの有名な戦国武将、武田信玄の格言にこういった内容があります。

真剣だと、知恵が出る。
中途半場だと、愚痴が出る。
いい加減だと、言い訳ばかり。


今回は、この内容を実際の会社組織に当てはめて具体例を考えました。

「真剣」「中途半場」「いい加減」という言葉は、抽象的な表現ですので、
逆から考えてみます。

会社から緊急の対応を迫られた時の始末


上司から緊急の対応を依頼されることは、良くあることです。
※特に、中小企業やオーナー会社。

そういった場合、それぞれどういった対処を行うのでしょうか?

(1)言い訳ばかりの人の傾向

・緊急を理由に上司に無許可でやらない。

これは、大袈裟かもしれませんが、緊急で依頼された必要な仕事を上司の断りなしに行わないというのは、日頃から仕事をする気がないということになります。

言い訳ばかりの人は、他の社員と比較して、仕事の遂行度が低いということはないでしょうか?

言い訳ばかりの人 → 与えられた仕事をしない人

(2)愚痴が出る人の傾向

・緊急対応を遂行するが、後から緊急対応が発生したことについての否定をする。

このパターンが組織では多いと思います。
ほとんどの社員が、緊急であれ会社で決めたことはとにかく対応してくれます。
ただ、その後に緊急対応が発生した事実については、人ごととして扱い、
何故、そうなったかを考えず、自分への被害を中心に物事を考えます。

ただ、一方では、愚痴が出る人は、愚痴を考える時間があったり、愚痴を他人に表現できるほどの表現力があったりもします。

愚痴が出る人 → 与えられた仕事はこなす人

(3)知恵が出る人の傾向

・緊急対応を遂行し、後に同じことが起きた際の改善案を出す。

こういった考えが出来る方は、おそらく組織を引っ張っていくリーダーもしくは、その候補となっている可能性が高いですね。

知恵が出る人は、なぜ緊急対応が発生したかを理解し、次に同じことが発生した場合にもっと迅速に対応出来る術を考えています。

知恵が出る人 → 与えられた以上の仕事をする人

暇だから愚痴が出る。


武田信玄の格言を例に出し、それぞれの人物像の傾向を具体化しましたが、
皆さんの所属する組織では当てはまる方は見当たりましたか?

私の所属する組織の知恵が出る人は、とにかく仕事が忙しい人が多いです。
1つ1つを考えて1日にいくつもの仕事をこなさなければいけない。
そういった人からは、知恵が出てきます。

自分が今ある仕事をスムーズにこなすには、知恵が必要だからです。

逆に愚痴が出る人は、余裕があることがほとんどです。
1日にいくつもの仕事をこなすのではなく、与えられた最低限の仕事をすれば良いと考える人がほとんどで、やるべき仕事を与えられていない人が多いですね。

愚痴が出る人は、愚痴を考える余裕があるので、仕事量は本人の能力に対して少なすぎるかもしれませんね。


真剣を増やし、愚痴を減らす


愚痴を少しでもなくすためには、真剣に仕事をする人を増やすことが一番です。

愚痴が出る人について、仕事の量が適正かを見極め、仕事をもっと与えることを考えましょう。
仕事の量が増え、自身のやるべきことが増えると、真剣になり知恵が出ることも増えるかもしれませんね。

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