サイクルの終着点である改善ですが、明確に評価出来た場合、目標に至らなかった原因を3つの分類に分けて改善を考えます。

1.自己的原因:自分の行動、自己能力に起因する原因
2.組織内原因:上司、部下等、会社内で発生する原因
3.組織外原因:市場環境、天候等、同業者全てに影響を与えるような原因

上記の通りに分類できたら、1.〜3.の順で改善策を考えます。


1.自己的原因


自分意思決定や習慣、能力が不足している場合は、それを高めるしかありません。
しかしながら、実態は自分で高すぎる目標を設定していることが多いです。

高すぎる目標を設定していた場合、自分が出来ない理由を考えて行動するようになります。
まずは、自分の目標設定が自身の能力に対して度が過ぎる目標になっていないかを考えるべきです。

基本的にビジネスにおいての能力は経験に比例しますから、能力不足は、PDCAサイクルを上手に回すことが出来れば、自然と向上します。


2.組織内原因


組織内原因が最も厄介です。
1番の難題は、上司の理解にあります。自身が現実的な正しい評価ができたとしても、改善を行うには、組織のルールをも変えなければならない場合があります。

自分1人では、到底改善できない問題ですので、組織を巻き込んで改善する必要があります。

日頃から、上司との関係性を築き上げ、組織の考え方、目標数値と実績値の理解を共通化し、
部下にも理解を得れる環境作りを行うことだけが、改善の糸口となります。


3.組織外原因


これは、自分や組織の力では何ともなりません。
起こることを前提として、計画を考えてください。

発生したから仕方ないと言う考え方と、発生することを前提に計画を組む考え方。
最終的に、生き残るのはどちらの組織でしょうか。



広く使われるPDCAサイクルですが、表面上は当たり前のことですが、
実際自分の仕事に置き換えて実態に合わせていくと自分1人の力ではなんともならない部分が出てきます。

まずは、自分の計画を関わるメンバーに知ってもらうことから始めてみてはいかがでしょうか?


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