コミュニケーションマネジメント、今回が最終話です。
これまでは、

  • 部下との対話がぶれないように定義付けをする。(第2話)
  • 情報共有が円滑に進むように、相手を知り、自分を分かってもらう。(第3話)
  • 日頃からコミュニケーションを取り継続する。(第4話)
  • よりお互いの関係を負荷がないものにすために、公にする。(第5話)
  • 仕事の進捗を確実に確認する。(第6話) 

そして、今回は、自発性を高めるために。

仕事のプロセスは部下に任せる。

今回のポイントとしては、

放置も監視もダメ

という内容です。


今まで記載してきた内容が出来てきたら、部下との関係はある程度できているものだと思います。
でも、よく在りがちなのが、結果にこだわり過ぎるあまり、 部下の考え方ややり方全てを監視して、従わせることをしてしまう場合があります。

全てを監視すると、 自発性(自分で考えない。)生産性(無駄な押し問答が増える。)が低下します。

今回、第1話でも記載したとおり、中小企業や店舗等の小さい組織のプレイングマネージャーを想定した内容を記載していますので、とにかく、今まで自分ががむしゃらに仕事を行い、自分で実績を出してきた方が対象です。

そういった場合、まずは違えてはいけないことが、

自分の成功事例が必ずしも、部下の成功事例とイコールではない。

ということです。
自身で自ら仕事を切り開いてきた方は、それと全く同じことを部下に求めがちですが、実際そんな簡単にはものごとは、進みません。

部下には、部下毎のの成功プロセスが存在します。

ただし、組織として目指すもの目標や目的は、同じです。

  1. 上司は、部下に目標を明確化し、認識を一致させる 。(ゴールの設定)
  2. 目標を達成するためのアイディアを与える。(問題解決のサポート、軌道修正)
  3. プロセスは、任せる。 (自発性を高める。)

上記の流れで、進めることで自発性を高めつつ、実績を出すことが、できると思います。
もちろん、チェック(第6話の報告)は、忘れて放置することはしてはいけません。

私の場合、監視はしませんが、この放置が良くありますので、 「任せる」と「放置する」のすみ分けをきちんと行った方がいいですね。

あと、プロセスは、部下に任せても、結果は、上司が責任をとってくださいね。

全ては、上司の責任です。