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これまでのボトルネックの記事(vol.1vol.2の内容)を順を追ってまとめていきます。
この考えは、制約条件の理論という学問を元にした考えです。

制約条件の理論とは


制約条件の理論(制約理論、もしくは TOC (theory of constraints) とも)は、あるシステムの目的(ゴール)を継続的に最大化することを狙う、全体的な管理哲学である。
もしもそのシステムが営利事業であるならば、そのゴールとは、将来におけるのと同じくらいより多くの金を現時点で儲けるひとつの方法ということになる。

TOCによれば、あらゆる営利組織には、システムがそのゴールに対して相対的により高い業績を達成するのを妨げる、ひとつ以上の制約がある(リービッヒの最小律)。
こうした制約は、大きく内部、資源制約、市場制約、方針制約に分類できる。システムの業績を管理するために、これら制約が識別され、かつ、注意深く扱われることが必要である。

"制約条件の理論" 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
"最終更新 2016年8月9日 (火) 20:22" UTC URL: http://ja.wikipedia.org/

では、ボトルネックの改善についてまとめていきます。

(1)ボトルネックを特定する。

まず初めにそのシステムの中のボトルネックを特定します。
Outputを最大限化するための1番の支障を見つけないと、最終的なOutputの量は変わりません。

(2)他の全プロセスをボトルネックに従属させる。

そのシステムは、そのボトルネックがある以上それ以上のOutputは、見出せませんので、他の全プロセスをボトルネックに合わせます。

(3)ボトルネックの改善を図る。

ボトルネックを改善方法を考えます。
方法論は、色々ありますが、単純にボトルネックを改善するだけでOutputは向上しまので、改善方法を検討し、明確にします。

(4)ボトルネックの底上げを行う。

改善方法が分かれば、実行しボトルネックの底上げを行います。
これで、このシステムのOutputは、増えます。

(5)新たなボトルネックを特定、改善する。

(1)〜(4)までの工程を繰り返します。
前回のボトルネックの改善でもお話したように、ボトルネックを改善し、Outputを高めると次のボトルネックが発生します。

ボトルネックの改善を繰り返すことでOutputは、継続的に最大限化することができます。


次回は、この生産管理の手法を課題解決の方法として、記載していきたいと思います。