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今回は、場作りの最終回です。前々回の「(1)部下の話を聴く体質を作る。」と前回の「(2)部下とフェアな関係を築く。」は、1対1の繋がりを中心的に記載してきましたが、今回は、組織、チームでの場作りについて、記載していきます。

(3)チームメンバー個々との橋渡しを行う。

まず、チーム力を上げるためには、今まで記載してきた内容を部下全員ブレなく、行うことが重要です。1人対して、スタンスを変えると、それが飛び火してチームの一貫性がかけたりします。

もちろん、ビジネスの現場では、その場その場の状況で、厳しく指摘したり、褒めたりと個々はなすことは異なりますが、前回でも話したとおり、フェアな関係が築ければ分かってくれるはずです。

チームメンバー全員と個々の関係が築けてきたら、次は、

「それぞれ話した内容をメンバー全員と共有し、メンバー同士の関係性を強化する。」

ことを行っていきます。

より良い場作りをするには、メンバー同士で意見交換をできる場を作ることが重要です。

リーダーで有りがちな失敗

メンバー個人と前向きな仕事の話ができたら、仕事のレベルが上がり、部下も成長していくのですが、話した内容や成功事例、他のメンバーが悩んでいることを共有せずに、チームを運営していった場合、

「メンバー個人のみの満足になり、他のメンバーの行いに興味を示さなくなります。」

こうなると、他のメンバーの良いところを知ることがなく、自分の仕事の改善点も入ってこなくなります。

チームメンバー個々との橋渡しとは?

橋渡しといっても、いったい何をするのかということですが、
  • 他のメンバーの成功事例を伝える。
  • 他のメンバーの失敗事例を伝える。
  • 他のメンバーが悩んでいることを伝える。 
これをまず行ってください。
他のメンバーの事例を伝えることによって、他のメンバーに興味を持ちます

興味を持ったら、他のメンバーを助けて欲しいことを伝えます


これを行うか、行わないかでチーム力の成長に差がでます。
他のメンバーの手助けを自ら行ってくれる環境を作ると、横のつながりが強化され、チームメンバー個々で課題の解決を自ら行ってくれるようになります。

橋渡しができたら何が良いのか?

今回のテーマでもある場作りでは、
助け合うチームになり、メンバーが色々な人に相談できる環境になり、仕事を前向きに進めやすくなります。

それが、結果的に「仕事の課題解決のスピードが上がります。」

今回で、場作りという内容は、終了です。

最後は、次回、リーダーが求められる結果という内容で記載していきたいと思います。