今回からは、店舗運営にもっとも重要な「ショップビジョン」について、記載していきたいと思います。
店長の人事異動を行う上で、改めてこの重要性を感じている時に、友人からとある本「コンセプトのつくりかた / 玉樹 真一郎(著)」を紹介され、ショップビジョン=店舗のコンセプトということから、自分なりにショップビジョンについて考え直すきっかけになりました。
店舗運営において、まず店長が初めにすべきことが、この「ショップビジョン」を作ることです。
ショップビジョンとは
ショップビジョンとは、店舗思い描いている「店舗の近未来像」で、店舗の「ありたい姿」「目指すもの」「やりたいこと」などの表現です。このショップビジョンが存在することで、店舗のメンバーが一丸となって前に進むことができます。
会社でいうところの「経営理念」が、お店でいうところの「ショップビジョン」です。
会社のホームページを見ると、経営理念や経営方針、コーポレートビジョン等、呼び方は様々ですが、その会社の方針に沿った内容が記載されています。
最近、私がはまっているアロマで有名な株式会社生活の木の経営理念は、「心づくり」だったり、よく買うファッションブランドの株式会社アーバンリサーチの企業理念は、「すごいをシェアする」だったりとその響きや意味も色々です。
ただ一つ全てに共通する方向性が、
「世界を良くする。」
ということ。
この理念(ビジョン)が実現することで、関わる関係者、お客様はもちろんのこと、そこで働く従業員の世界が良くなるという共通点があります。
ショップビジョンも同様に考えた場合、作り出されたショップビジョンは、お店に関係するすべての関係者の世界を良くするものになっているでしょうか?
ショップビジョンが世界を良くするものであれば、次のようになっていきます。
- 自分が世界に向けて「良いお店」を作る。
- 世界に何か「良い変化」が起こる。
- 世界から自分に「良い報酬」が届く。
- 自分に「良い変化」が起こる。
この世界というのは、自分以外の全てと考えることにしましょう。
自分と関わる人々に良い変化が起き、それが自分に戻ってくるということですね。
すでにお店のショップビジョンがある場合は、そのショップビジョンを実現した場合に、変化が起こるかを考えてみると良いでしょうし、ショップビジョンがない場合は、こういった世界に変化をもたらすものなのかを考えて欲しいです。
ショップビジョンとは、自分と世界を良くする方法です。
次回は、ショップビジョンの中身について記載していきたいと思います。